山名の訂正 「西蔵」→「西山」

新こんなに楽しい愛知の130山に「西蔵」として紹介されている山は、正しくは「西山」であるとの情報をいただきました。

その根拠となる資料としては、「新訂三河国宝飯郡誌(1980年)」P.80にある記載

新訂三河国宝飯郡誌(1980年)

また、「一宮町誌本文編(1976年)」P.89にも、西山についての記載があります。

一宮町誌本文編(1976年)

添付資料でいただいた掲載事項を確認、また豊川市役所一宮支所に問い合わせし、地元ではこの山の所有者も含め、「西山」と呼んでいるとの回答をいただき、「西山」が正しいということで、「西蔵」→「西山」と訂正させていただきます。

西山を最初に紹介したのは、1989年発行の「こんなに楽しい愛知の100山」でした。その当時の担当者に聞いたところ、もうすでに調査対象の山に「西蔵」という名前があがっていて、たまたま自分が担当し、そのまま「西蔵」として紹介したとのこと。

なぜ、西山が西蔵になったか、そのヒントも情報としていただきました。

「この山の豊川寄りの地域を鞍挟間といい、東西にわけて東鞍挟間(通称:東鞍)と西鞍挟間(通称:西鞍)といいます」

この「西鞍」が「西蔵」と漢字を違え、伝わってしまったのではないかと思われますが、もう20数年も前のことで、どういういきさつで山名が違ってしまったか知る由もありません。
今回こうして情報をいただき、正しい山名を伝えることができて本当によかったと思います。ご協力をいただきましたA様、本当にありがとうございました。

「新・こんなに楽しい愛知の130山」は、皆様からの情報を広くお待ちしています。もう、改訂版出版から13年、本の紹介と実情とが合わなくなっている山が多々あると思われますが、少ない人数での再調査ですのでなかなか捗りません。
地元の山は、地元の人にしかわからないこともいろいろあると思います。

どうか、どんな小さなことでもけっこうですので、お気づきの点がありましたら、ぜひあつた勤労者山岳会までお知らせください。
よろしくお願いいたします。

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