愛知の130山について

「130山」発刊の経緯

当初の発刊目的

(1)登山活動の普及
(2)安全登山の啓蒙
(3)会員募集の一助

1989年 ・創立20周年の記念事業を検討
・上記目的のため自費出版の準備
・風媒社からの申入れをうけ、商業出版として発刊
1991年 ・改訂版
1995年 ・新訂版
1999年 ・山を130に増やし出版
2003年 ・「新 こんなに楽しい愛知の130山」として現在に至る

s愛知の100山初版s旧・あいちの130山表紙book5

「新 こんなに楽しい愛知の130山」の問題点

2003年の出版から12年が経過、愛知県の身近な山を紹介するガイドブックとして一定の役割を果たしてきましたが、その後ほとんど改訂されず、掲載内容と現状の登山道、アプローチ、公共交通機関など、多くの山で誤差が生じています。
内容が古く誤った状態にあるこの本の今後について、どう判断すべきかあつた労山で対応案の話し合いを続けています。

「130山」対応案

1.廃刊にする ⇒ 誤情報の拡散防止になりますが、廃刊するには出版社側と双方の合意が必要で、書店に出回っているものについては回収不可能。(2014年11月にも増刷)

2.改訂せず、現状のままとする ⇒ 会員の労力をかけないで済みますが、誤情報が継続して拡散し続け、会の信用失墜にもなりかねません。
※環境変化により掲載情報が原因で、多大なご迷惑をかけたケース 舟着山

3.改訂する ⇒ 間違った情報の修正、書籍販売数の増加が見込めますが、改訂版調査のための会員の負担が増え、今後も改訂をどう行っていくか課題が残ります。

今後の取組について

2014年10月以降、有志で愛知の山を調査してわかった情報は、このサイトで公開して行くことになりました。

あつた勤労者山岳会の先輩たちが、惜しみない努力でこの世に送り出したこの本はわたしたちの大切な遺産です。この遺産をどのように活かすか否かは、引継いだわたしたちの取り組み方次第だと思います。

2015年5月現在、調査した山は36座、調査に参加頂いた会員は延べ153名。
いつか、すべての山の調査を終わり、改定版を出版できることを願って、これからも愛知の山を登っていこうと思います。

皆さまからのご意見、愛知の山を登って気づいた情報などお寄せいただくことが、愛知の130山改定版への大きな励みになります。何とぞ、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。

2015年5月29日

あつた勤労者山岳会 森田健一、佐藤和男、松岡尚子